つくば歯科医師会
ナビ
小学4年生向け
かむことの大切さ
ひみこのはがいーぜ
やわらかいものしか食べないと?
筋肉をあまり使わないので、筋力は低下し、骨の成長発育は遅れる。
顎は小さくなり、歯や舌の影響をうけて、口呼吸となり、細菌が入りやすく虚弱体質になりやすい。

<だ液の分泌の減少>
江戸時代は1,500回、現代は600回、さらに小学生は60%減の250回とかむ回数も減少
だ液の分泌の減少すると?
むし歯や歯周病(歯ぐきの病気)になりやすい。
口の中のけが・傷が治りにくい。
口臭が起こりやすくなる。
健康を守る作用ができなくなってくる。

かむための筋力が低下すると?
かまないと、筋肉が使われないため、筋力が低下筋力が低下すると、ますますかめなくなるという悪循環。
また、筋力の低下は顔のタルミやシワといった美容の面にも影響がでてくる。
片方だけでかむ人は、口もと(口角)が曲がってくる。

栄養のバランスが乱れると?
よくかまなくても食べられる食べ物は、水分や油分が多くなる傾向がある。そのため、どうしても栄養素が少なくなってしまい、かたよってしまう。
油分の多い食事は、高カロリー・高コレステロールになる。
よくかめないと食物繊維が摂取しにくくなり、不足しがちになるため、便秘になりやすい。

しっかりかんで食事ができないと?食事が楽しくなくなる
そうすると、食事の内容が質素になる
外で遊んだり、外出したりしたくなくなる
人に会いたくなくなったり、とじこもりがちになりやすい
生活が楽しくなくなる
『ひみこのはがいーぜ』とはよくかんで食べることの8つのききめの頭文字をならべたものです。
肥満予防
よくかんで食べると、少ない量でお腹がいっぱい
これは、ゆっくり良くかむことによって頭にサインがとどく
味覚の発達
かむことによって食べ物がだ液と混ざり、脳に刺激が伝わる
味がよくわかるようになる
かまないと味覚が発達しない
ことばの発音がよくなる
口のまわりの筋肉を使うため、口がはっきり動いてきれいな発音ができ。
元気な顔、若々しい笑顔、美し顔・・・・・になりたい方におすすめ
脳の発達・活性化
かむことは下あごの運動
動かすたびに脳に血液や酸素が送られる
それで脳は活発になり、かむことによって、 頭が良くなる
また、スポーツ選手がよくガムをかんでいるのは、かむことで脳が活発になり、集中力が高まる
イライラ防止、ボケ防止にもなる
歯の病気を防ぐ
よくかむとだ液がよくでる
だ液がよくでると むし歯や歯周病の予防
だ液によって歯を石灰化させ、鍛えつづける
また、だ液は、つねに流れつづけているので口の中をきれいにしてくれる
細菌を殺して、病気の感染を予防
脱灰・・歯がとける
再石灰化・・とけた歯がもどる
がんを予防
だ液に含まれる酵素
ラクトペルオキシターゼは、発がん性物質の発がん作用を消す働きがある
だ液に食べ物を30秒以上浸すと、発がん作用が消える
1回1秒と考えて、ひと口で30回以上とは そのため?
胃腸の働きを促進
食べ物は粉々に細かくなり、そのまま飲み込むより表面積が増える
その分だ液がよく混ざり、消化・吸収がよくなる
胃腸に余分な負担がかからない
逆に、軟らかいものをツルツルっと食べると、かえって消化されにくい・・・ラーメン etc.
全身の体力向上と全力投球
ここ一番大切なとき、グッと力を出したいとき、かみしめることのできる丈夫な歯が必要
優秀な選手は、しっかりかみしられる
健全な歯がある人は、しっかり自分の健康管理ができている人
よくかむには、健康な歯と、丈夫なあごが大切
みんなで楽しく、ゆっくりと時間をかけて同じ食べ物をたべましょう
噛みごたえのあるもの
一口30回、一回の食事に1,500回を目安
飲み物は食事が終わってから飲みましょう
じょうぶな歯をつくりましょう
小学四年生向け紹介動画
『食べ方』を通した食育~歯の生えかわりに応じた食育~ - 日本歯科医師会 (jda.or.jp)
つくば歯科医師会
Copyright © 茨城県つくば歯科医師会
All Rights Reserved.